日本が誇る世界遺産・長崎の『軍艦島』上陸ツアーへ! 朽ちた建物に、感慨深いものがあった。
軍艦と見紛う外観。
はむ(@_ham29_)です。
九州旅行で、世界遺産の軍艦島(正式名称:端島)を見に行きました。
今回参加したツアーは軍艦島コンシェルジュの上陸+周遊ツアー。
集合場所である常盤ターミナルからは、前日に訪れた稲佐山が見えます。
フェリーが出発すると、まず三菱重工業長崎造船所が見えてきます。
護衛艦などを造っているそう。
真っ白で目を引く教会。
手前には高さ4.6メートルのマリア像が建立されています。
30分ほどすると、軍艦島が姿を現しました。
1974年まで島民が生活していましたが、閉山して年月を重ねるとこれほどまでに朽ちてしまうんですね。
窓などは崩れていますが、鉄筋コンクリート造の建物はまだ残っていますね。
でも、木造の建物はもう崩壊しているんだそう。
写真撮影に夢中になりすぎるあまり、ガイドさんの説明をあんまり聞けていないんですが、学校や郵便局、さらには映画館にパチンコ屋、老人ホームまであったというから驚き。
警察の派出所もありましたが、酔っぱらいが一日お世話になるぐらいで、捕まるような罪を犯す人はいなかったそうです。
人間がいなくなったら、建物はこうなるのか......。
クルーズでは軍艦島をぐるっと周遊するので、立入禁止エリアも俯瞰できます。
軍艦島の全景。
その名の通り、軍艦のような姿です。
手前にあるのは鉱員社宅の31号棟。
建物が密集していますね。
軍艦島に上陸しました。
まずは第1見学広場で見学。
正面にあるのは端島小中学校です。
荒んだ島とは裏腹に、晴れ渡っています。
こちらは第2見学広場。
赤いレンガに歴史を感じます。
真ん中に写っている場所は共同の浴場で、炭鉱を終えた労働者が真っ黒になった身体を洗っていたんだそう。
次の見学先へ向かう道中にて。
仕上げ工場だけが取り残されています。
第3見学広場に到着。
中央に写るのは日本最古の鉄筋コンクリート造の集合住宅である30号棟。
かなり崩れている建物は、第二鉱捲という建物でしょうか。
周囲はがれきだらけです。
上陸して見学した時間は40分ほどだったかな。
軍艦島の景観やガイドさんの説明に、様々な感情を抱きました。
訪れてよかったなあ、というのが率直な感想。
それほど大きな島ではありませんが、最大で5,000人もの人々が暮らしていた島です。
目覚ましい発展を遂げた島が、エネルギー革命によって石炭の需要が激減したことから閉山したわけですが、その姿は世界の終焉の縮図のようでした。
軍艦島には何度も訪れる方もいるというのも納得です。
帰港したのは13時ごろ。
様々な感情が入り乱れますが、空腹には勝てません(笑)。
次回は長崎でのランチを紹介しますね。