はむの備忘録

国内旅行と夜景鑑賞が好き。主にキヤノンのEOS 5D Mark IVで撮った写真をご紹介。

大晦日、函館からフェリーで青森上陸。吹雪の中、新年を迎える。

吹雪の中のニューイヤー花火。

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どうも、はむ(@_ham29_)です。前回の続きです。北海道&東日本パスで行く旅の2日目、函館から青森へと向かいました。

目次:

フェリーターミナルへ向かう

2019年12月31日、大晦日。5時前には起床し、シャワーを浴びて函館駅へ。構内の売店で、人気No.1駅弁の鰊みがき弁当を買いました。

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はこだてライナーで五稜郭駅まで向かいます。

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車内で腹ごしらえ。ニシンは柔らかく、甘じょっぱい味わい。大きな数の子は3つも入っています。ニシンの親子丼、みたいな感じですね。

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五稜郭駅は函館駅の次なので、5分で到着しました。降りたのは自分ひとりだけ。

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今回利用する青函フェリーの函館ターミナルまでは、五稜郭駅から徒歩30分くらい。ちょいと遠いですね。基本的には徒歩利用ではなく車を想定しているんでしょうか。

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青函フェリーで青森へ

今回の旅行は北東パスを使った陸路の移動を基本としていますが、函館から青森まで新幹線を利用すると別料金で割高なので、安価なフェリーを利用することにしました。

さっそくフェリーに乗り込み。自販機や電子レンジなど、必要なものは一通り揃っています。トイレの奥にはシャワーもありました。

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乗船したあさかぜ21には旅客室が3つありました。この写真では誰もいないけど、そのあとどんどん人が増えていって、寝転んでも足を真っ直ぐ伸ばすこともできないくらいになってしまいました。

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だいたいの人は旅客室で寝転んでいたけど、場所取りができなかった人は展望ロビーのイスに座っていました。結構キツイね。

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8時10分、函館を出発。4時間の船旅です。とは言っても、ほとんどは旅客室で寝ていましたが。旅客室では座ってしまうと外の景色が見えないので、ちょっと退屈ですね。

ちなみに公式サイトの割引クーポンを利用して、1,460円でした。安いなあ。もし函館に住んでいたら、青森は気軽に行けますね。

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青森に近づいてくると、天候が荒れてきました。これが前途多難な旅の始まりなのでした......。

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12時過ぎに青森港フェリーターミナル着。乗用車利用の人が優先で、徒歩乗船だと降りるまで少し待たされます。

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雪が降りしきっています。

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視界が悪い。

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青森港フェリーターミナルから歩いて新青森駅へと向かいました。道中で昼食を取るつもりでしたが、大晦日ということもあり目をつけていたお店はどこも休業だったり混雑していて、結局食べられず。吹雪いていたし、さんざんでした。徒歩40分はかかるので、ここはケチらず、フェリーターミナルからバスを利用して青森駅に向かってしまうのがオススメです。

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弘前まで足を運ぶ

新青森駅から電車に乗り、弘前駅にやってきました。りんごのまちだけあって、郵便ポストの上にりんごが乗っています。

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ATMコーナーを見るとその土地を感じられます。各地に旅行するたびに気になっちゃうスポットです。

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弘前の時計台(?)。

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弘前のソウルフード

あまりの降雪にやられて、中三という百貨店に逃げ込みました。フードコートにある中みそというラーメン屋は弘前のソウルフードというので、ここでランチにします。

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"中みそ"というくらいだから、もちろん味噌ラーメンです。野菜たっぷり、家庭的なお味。ガツンとしたパンチはないんだけど、安心感がありますね。

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少し固めに茹でた中細麺、好き。

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まわりのお客さんは地元の人たちでしょうか。大晦日だというのにフードコートでこのラーメンを食べる人が多いことからも、人気の高さをうかがえます。独特の訛りが聞こえてきて、青森に来たという実感が湧いてきました。

冷え切った身体が暖まり、また散策へ。たまたま見かえたお店が気になったので立ち寄りました。ここも有名なお店らしく、弘前の人ならみんな食べたことがある、らしいです。

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こがね焼き 1個70円。これまでに何度か値上げしているようですが、70円なら許容範囲です。白あんの入った今川焼きですね。絶品とかいうわけじゃないけど、こういうのが落ち着くんだよねえ。2、3個ならペロッと食べられそうです。

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ハイカラな外観の銀行

旧第五十九銀行本店本館。るるぶで見たやつだ! という感じ。随分とオシャレな銀行です。現在は青森銀行記念館になっていますが、あいにく年末年始休業のため、中には立ち入れず。

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年越し蕎麦を食べたい!

青森銀行記念館のほど近くにあるお蕎麦やさん「高砂」。趣ある外観です。大晦日、年越し蕎麦が食べたいのです。

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人気の天ざるを注文。若干混雑していたので1時間待ちも覚悟していましたが、案外早くありつくことができました。

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蕎麦は普段あまり食べないんだけど、更科蕎麦というんでしょうか。白く透き通っている細麺です。風味は弱くて、のどごしがよかったです。

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衣がカリッとして、中はプリップリの海老天が2つ。右の食べ物はいったい何だ? と思ったけど、揚げ蕎麦なんですね。初めて食べました。

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旧弘前市立図書館

年越し蕎麦を食べ終わると、すっかり日が暮れていました。こちらもるるぶで知った旧弘前市立図書館。先ほどの銀行もそうですが、とてもオシャレです。

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モノクロで撮っても画になる。

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冬に咲く桜

弘前公園では、まるで桜のような色をしたライトアップがされていました。

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弘前城の外堀。なかなか幻想的ではありませんか。

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せっかくなので中にも入ってみます。

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白黒の世界にある赤い橋が印象的。

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ベンチにたどり着けない。

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神々しい光が。

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弘前城本丸。石垣の補修のために、数年間だけこうして移動しているそうです。文字で書くと簡単だけど、状態を保ったまま移動するとは、とんでもない技術だ......。

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弘前駅から青森駅へ

青森のホテルを予約しているので、そろそろ青森駅に向かいます。

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弘前駅の中にはおおきなりんごが。

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青森まで。

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50分ほどで、青森駅に到着しました。インプラントの広告の主張が激しいですね。この広告だけしかないのが不思議。

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青森駅近くでは、このナースのキャラクターをよく見かけました。ご当地キャラ?

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ねぶた祭りもいつかは見てみたいなあ。

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スマイルホテル青森に宿泊

この日宿泊したのはスマイルホテル青森 。青森駅から徒歩15分くらい。若干遠いけど、素泊まりで3,180円と格安なのが魅力的でした。

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最上階(とはいっても4階)、シングル禁煙の部屋。ちと狭い。

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コンビニで買ってきた青森名物イギリストースト。以前にも一度食べたことがあるけど、マーガリンのほのかな塩気と、グラニュー糖の甘みがベストマッチ。マーガリンの味が強くないから、味薄めでペロッと食べられます。耳の部分がなければ無限に食べ続けられそう。

青森のおもてなしのりんごジュースも、ストレート果汁100%というだけあって、美味しいです。濃縮還元はイマイチだからね。

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弘前のイトーヨーカドーにあるジークフリートというお店で買ったアップルパイもいただきました。すっかり冷え切っているけど、冷たくても美味しいです。むしろ温かいとかなり甘く感じるので、これくらいがちょうどいいのかも。レーズンも少し入っていた、と思う。

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苦労の末たどり着いた八甲田丸

八甲田丸カウントダウンというイベントで年越し花火があるので見に行ってみました。ここで大失敗。ホテルから青森ベイブリッジという橋を歩いていけば一本道で行けると思って出発したんですが、この橋がまあ長い。青森市最長1,219メートルというんだから当然なんだけど。歩道には足跡一つなく、通行する車もまばらでした。

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途中で橋の下を眺めたので、足跡が蛇行しています

ようやく八甲田丸の近くまできたんですが、なんと橋を降りるための階段が冬季期間中は封鎖されているではありませんか。勘弁してくれよ。

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目の前にあるんだけども......。

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この下に降りたい......。

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久しぶりに歩いている人を見かけた。そこまで行きたい。

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仕方なく橋を進み続けて、青森駅の西口までやってきました。かなり無駄足、遠回りさせられました。東口に抜けるには一度改札を通らないといけないというので立ち往生、泣きっ面に蜂。ただ、考えてみれば、北東パスという乗り放題きっぷがあるので、余裕で入っていけました。

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私を苦しめた青森ベイブリッジ。忘れることはないだろう。というかこんなに雪降っているのに花火は上がるのか? と思いつつも、何人か歩いて会場に向かっていました。

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ようやく念願の八甲田丸に到着。もうくたくたです。

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乗船口から入場。会場内ではいろいろと催し物が行われていましたが、カメラのレンズがすっかり曇ってしまって撮影できず。

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しばらくして、年越しカウントダウンのため、再び屋外へ。吹雪やまず。

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なんか有耶無耶した、中途半端なカウントダウンであっけなく年越し。その後は青森市長の挨拶や、新婚カップルの愛の誓い? みたいのがありました。

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ニューイヤー花火が打ち上がりました。こんなに雪が降る中で花火が打ち上がるのを見るのは初めてでした。

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三脚は持っていかなったので、手持ちでパチパチと撮影。カメラも自分の身体も雪まみれになりながら、新年を祝いました。

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再び船内に戻ると、お汁粉のサービスがありました。冷え切った身体に甘くて温かい食べ物はたまらないですね。お餅もやわらかくて美味しかったです。

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その後は蔦温泉の宿泊券などが当たるくじ抽選会が催されましたが、かすりもせず。当たる予感はあったんだけどなあ。

寝る前のおやつ

1時40分ころ、ホテルに戻ってきました。青森はやっぱりりんごでしょ、ということでコンビニでおやつを買って持ち帰りました。林檎ようかんはけっこう食べごたえあります。

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ポテチのりんご版、りんごスナックは斬新だけども自然な甘みが美味しい一品。ひとりで食べるにはちょっと量が多いかな。これはふじりんごだけど、他の品種のものもいくつかありました。

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八甲田丸のくじ抽選会でつかったせんべい。1枚200円で販売していて、上に書いてある数字が抽選の番号(消えかかっている)。カバンに入れていたら、割れちゃいました。

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就寝したのは2時半ごろ。この一日で3万7千歩も歩いて、もうグッタリ。

翌日は盛岡観光

翌日は盛岡で観光して、そこから大曲まで大移動します。あんまり観光できず、移動がメインの一日です。

今回のカメラ機材

GX7MK3、過酷な環境で撮影しました。外と中の寒暖差が激しい冬の観光では、レンズの結露対策が必要ですね。何度もシャッターチャンスを逃してしまいました(なので数枚スマホで撮った写真も紛れています)。

2019-2020 年末年始 北東パスの旅 旅行記一覧

1日目・北海道&東日本パスで7日間の鉄道旅へ。初日は札幌から函館まで。
2日目・大晦日、函館からフェリーで青森上陸。吹雪の中、新年を迎える。(当記事)
3日目・元日は普通列車で青森から八戸、盛岡経由で大曲まで。
4日目・米沢牛や芋子煮そば、ふくしま餃子を食べる、東北の旅。
5日目・鶴ヶ城跡・飯盛山・会津武家屋敷を巡る、会津若松の旅。
6日目・仙台で瑞鳳殿鑑賞、牛タンとずんだ餅を食べ、新きたかみで苫小牧港へ。
7日目・太平洋フェリーで仙台から苫小牧に到着。